
前回の投稿の続き。同じ日の午後、吉祥寺から電車で中野へ移動した。写っているのはホームと線路と電車ばかりで、中野らしい写真というわけではない。中野散歩というより、中野駅構内散歩かな。笑 中野駅のホームに立つと、街へ出る前から時間の層に触れた気がした。雨の名残を鈍く返す線路、遠くで重なるポイント、錆をまとった柱と呼び出し用のスピーカー。列車が滑り込むたび、古い骨組みのあいだを風が抜けていく。窓越しの別のホームは一瞬で切り取られ、人の気配も広告の文字も車体の向こうへ消えた。地下鉄の案内板や蛍光灯には、毎日使われる場所の、少しくたびれた美しさがある。駅は通り過ぎる場所だが、足を止めれば速度と停滞が同じ画面に収まる。Elmar-M 50mm は駅の全景ではなく、残された小さな時間を拾ってくれた。街へ出る前に、しばらくホームから離れられなかった。





*本文づくりにはAIを使用しておりますが、写真はAI生成ではありません。念のため。
