
新高円寺をふらふら歩いた。駅の入口では車がびゅんびゅん流れていて、こちらは完全に徒歩の速度。地下へ降りる階段をのぞき、葉っぱの中の黄色い一枚を見つけ、壁の時計に「まだ朝ですよ」と言われた気がした。細い路地は急に影が濃くて、町がちょっと秘密基地っぽくなる。商店街の看板や古着屋の服を眺めながら、明るい道と暗い道を行ったり来たり。パチンコ屋のピンクの壁も、古い建物の青い飾りも、なぜか妙に堂々としている。きれいに整った町というより、好き勝手に置かれたものが、あとから仲良くなったみたいな町だ。派手なのか地味なのか、都会なのか近所なのか、判断しかけるたびに別の顔が出てくる。日なたは暑く、日陰は少しだけやさしい。カメラを持っていると、ただの階段にも、ただの壁にも、いちいち呼び止められる。新高円寺、油断して歩くとすぐ写真を撮らされる。こちらの負けである。







*本文づくりにはAIを使用しておりますが、写真はAI生成ではありません。念のため。
